冒頭でもお伝えしました通り、X(Twitter)の代行サービスを利用している企業93社と個人147名に満足度アンケートを実施しました。その結果、深刻な不満を複数抱えていることが判明しました。
まず、シンプルに「代行サービスに満足しているか?」というアンケート結果です。
このように62%が不満を持っていることも印象的でしたが、それ以上に「非常に良い」と「良い」の合計がわずか13%しかないことが衝撃的でした。
しかし、その原因は意外とあっさり見つかりました。なぜなら、「普通」「悪い」「非常に悪い」を選択した回答者に、その理由を聞いたからです。
そして、複数の理由がある中で、圧倒的に多かった2つの理由がありました。
◉Xの代行サービスに不満な理由は?
- 見かけのフォロワーを増やすと、ポスト(旧ツイート)の「インプレッション」や「いいね」「リポスト(旧リツイート)」が皆無で不自然。フォロワーを買ったのがバレて信用が下がる。
- 見かけのフォロワーを増やさず、自力でコツコツとフォロワーを増やすと、最初の1年はフォロワーが少なくて見栄えが悪い。しかも、フォロワーが少ないからポスト(旧ツイート)の「インプレッション」や「いいね」「リポスト(旧リツイート)」が少なすぎて逆ブランディングになる。
捕捉しますと、Xの代行サービスは大きく分けて2つあります。
◆見栄え重視
Xに限らずSNSは、数の多い方が信用が高まり、ビジネスも上手くいく傾向にあります。言うまでもありませんが、「フォロワー」が多いアカウントの方が良いわけです。
しかし、一朝一夕でフォロワーは増えません。そこで、見せかけの「フォロワー」を増やすサービスを使って、見栄えを良くします。数日の短期間で数千のフォロワーが増えるため、一瞬でアカウントの見栄えが良くなります。
弱点は、見栄えが良いにも関わらず、ポスト(旧ツイート)をしても反応が無いという点です。「インプレッション」や「いいね」「リポスト(旧リツイート)」が皆無なのです。
例えば、1万フォロワーのアカウントにも関わらず、ポストしても全く反応がないアカウントになってしまい、有料でフォロワーを増やしたことがバレてしまいます。これはビジネスを行う上で致命的だと言えます。
◆正攻法重視
見栄え重視の弱点はリスクですので、見せかけのフォロワー増加を行いません。つまり、代行業者がコツコツと一般的な方法でフォロワー増加作業を行います。
そのため、数千フォロワーに増えるまでに半年から1年の時間がかかります。もちろん、正攻法でフォロワーを集めるため、ポストをすれば多少の反応があります。
しかし、フォロワーが少ない内は「インプレッション」や「いいね」「リポスト(旧リツイート)」の数がかなり物足りない状態が続くことになります。
弱点は、企業や知名度のある個人が正攻法でフォロワー増加を行うと、フォロワーが少ない状態が半年から1年も続き、その期間は「企業なのにフォロワーが少ない」「知名度がある人なのにフォロワー数は大したことない」という印象になり、信用低下を招きます。
それだけではありません。企業や知名度のある個人は、ポストに対する反応が悪くても信用低下を招いてしまいます。つまり、フォロワー数が少ない上に、ポストに対する反応も悪いという最悪のパターンに嵌ってしまう可能性が高いのです。